「ブルベ戦記」 第305話
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PC1(留萌鬼鹿)を出発。しばらくはオロロンライン(国道232号)を単独行。
11:26
ソロになって気づいたのは、速度が20km/h台半ばからなかなか上がらない、ということ。ゆるく向かい風が吹いてきていました。
11:40
苫前町の手前。青空からやや雲が出てきました。風力発電がぐるぐる回っています。
(撮影=AJ北海道)
(撮影=AJ北海道)
しっかり下ハン握っていますね。そうしないと速度がのらないのです。
11:47
北上するにつれ、交通量も少なくなってきて、いよいよ北海道らしい道。
11:48
とはいえ時折、大型車も結構な速度で通過するので、注意です。
11:54
ゆるくアップダウンが続きます。
11:58
なんとなく懐かしい、まっすぐなアップダウン。
そう、ちょうど1年前に走りきった、あのパリ・ブレスト・パリ1200km(PBP)でも、こういう区間がありましたね。
11:59
たまに前走者が見えたり、後ろから追いついてきたり。
11:59
ここ(苫前町)。なんとなくオロロンライン前半の象徴的な丘(の坂)のように見えました。
12:00
そこかしこに風力発電のプロペラあり。いずれも回ってました(汗)。
12:24 羽幌町を通過。
12:48
12:54
初山別村を通過。確か、ここには天文台があったはず。
13:28
13:36
13:49
遠別町に。セイコーマート遠別本町店で休憩。日差しがじりじり暑かったので、日陰が人気。
14:09
静かな町を通り過ぎます。
14:50 PC2(165.1km セイコーマート天塩川口店)
日差しが強くて、ついついに日陰に。
ここでアクシデント。
しばらく涼しい店内にいたけど、外で何か物音がしたような気がしてはいた。
出発しようと外に出ると、自分のバイクの後輪ハブ軸のライトマウントに固定していた尾灯が外れて、バイクのそばに落ちていた。というか、マウントごと落ちていて、マウントの付け根のプラスチックが折れていた。
バイクに何か衝撃が加わり、そうなったのでしょう。
これから真っ暗な道も走らなくてはならないのに、ショック。
フレームにもうひとつの尾灯がありますが、北海道の道なのだから、できれば2灯体制でいきたかった(今回のレギュレーション上は「最低1灯」ということで、クリアはしてるのですが)。
(結局、あとで、ヘルメットの小さな尾灯とこの外れてしまった縦長の尾灯を入れ替えて対応しました)
15:21
またソロでPC2を出発。
オロロンラインは海沿いの道道106号に。
15:31
利尻富士が見えてきました。
日本最北端の稚内もそろそろ射程圏内です。
まず天塩川を渡って海沿いに再び出ます。
15:33
ところが、なかなか景色が移り変わりません。いつまでたっても、利尻富士は斜め左前方に。
向かい風で、巡航速度は20km/hキープがやっと。
この区間で1~2台に抜かれましたが、その技術、得たいですね。
15:34
まさに、水平線、地平線までいつも風が吹く場所、なのでしょう。
(撮影=AJ北海道)
そして、そういうところで、カメラが構えていたりしますw
16:05
しかし、まさにこの景色、この旅で求めていたものです。
16:10
サロベツ原野です。
16:12
この後、後ろから追いついてきた参加者としばらく一緒になり、ようやく利尻富士を左手後方にしたところで向かい風から解放され、抜海を通過し、夕暮れ時のノシャップ岬をかすめました(私は向かい風でくたびれていたし、稚内は再訪の地なので、そのまま市内のPC3に直行)。
18:33 PC3(234.8km セイコーマートえびす店)
ついに稚内市まできました。
距離はまだ半分以上ありますが、もはや折り返し感が漂っています。