2018年10月27日土曜日

BRM1027東京600 ぐるっと安曇野 【DNF】

「ブルベ戦記」 第338話
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10/27 5:44 等々力緑地とどろきアリーナ前
6:52

7:11

8:07

8:07

8:27
8:54  PC1(51.3km) セブンイレブン青梅畑中3丁目店 
9:38
10:26
10:44
10:51

10:51

11:26

11:30
11:39

11:47

12:03
12:16 PC2(118.5km)ファミリーマート児玉店


12:33
12:33
12:46
12:53
12:56
12:56
13:10

13:51

15:15 右膝をかばうため、今日はここでDNF  JR横川駅
15:32 しかし安曇野600、まだ完走していない。リベンジ必至です。

15:48

15:48 高崎まで出てから新幹線で帰京

2018年10月22日月曜日

2018年の秋、原点回帰へ (BRM713北海道1000km襟裳岬 【DNF】)

「ブルベ戦記」 第337話
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もう、2018年の秋です。
かなり久しぶりにブログを書きます。

今日は月曜ですが、代休で家にいたので、ゆっくり、ひとりで考え事をしたりする時間がとれました。そして夕方、熱い湯船に浸かっていたら、ふと、ブログを1本かいてみる気になりました。



このブログ(「ブルべ戦記」)、今年も、投稿が少ないどころか、ほぼ休止状態に近いですね(なのでもう、このページを訪れる人は減っているはず)


いつもツイッターでつぶやいたり、インスタに写真をアップしたりはしているので、ブルべ・クラスタ方面では全然、私は「お久しぶり」の存在ではないのですが、それでもブログを書くとなると、何かが違います。

SNSは、ちぎっては投げ(投稿)、ちぎっては投げ(投稿)。
だが、ブログの内容は、おそらくそれらを「まとめて」、何か、現時点での自分の「確信」を浮き彫りにするようなものです。

そういうブログを本来、もっと頻度をあげて書いておきたいのですが、ブルべを始めた頃よりも今のほうが、なぜか仕事の密度が上がってしまい、会議やパソコン作業(ほとんどはメールとSlackの処理なのですが)の時間が増え、家に帰ってからもパソコンに向かう気力や時間が失せている、というのが今の状態です。



さらには、ロードバイクに乗るモチベーションも変わってきました。

ブルべを始めた2011年ごろは、ロードバイクで走っているだけでアドレナリンが出るような感じで、とにかく1本でも多くブルべに出てみたい、とか、いろんなブルべ装備を試してみたいといった、ロードバイクについて無知の自分は、ほとんど好奇心の塊のようでした。

そしてそのままの勢いで前回(2015年)のPBP(パリ・ブレスト・パリ)まで走り続けました。それまでの自分の人生にはなかった怒涛の趣味(=ブルべ)にまみれた4年間を過ごしたのでした。



早いものです。

4年に一度の次のPBPがもう来年に迫ってきました。
PBPの年にエントリーで必要になるSRは毎年獲得しつづけ、ツアー費も貯めてきました。 

しかし現時点では、自分の心の中に、次のPBPに臨む上での新しい目標(完走は経験済なので)、新たな気持ち、そういったPBPに向けて高揚するような「ストーリー」がまだできていません。

今のままでは、前回と同じ繰り返しをするだけ、なのです。
同じドラマをもう一度観るには、4年間ではちょっと短かったのかもしれません。


故障のこともあります。

6月のBRM千葉600km 茂木(反時計回り)で7年連続のSRは決めましたが、このブルべでは、ケイデンスを楽に上げようと、サドルを1.5cm上げてスタートしたためか、終盤に右脚がひどい肉離れ(との診断)を起こし、ゴールはしたものの、翌日は歩行困難になるほどの状態に陥りました。



その肉離れが3カ月以上経った今も、まだ治っていません。
致命的だったのは、全然治っていないのに、そのまま、7月にBRM713北海道1000km襟裳岬に出走したことでした。

札幌ドーム前で空港バスを降り、そこからバイクを組み立てて、国道36号を札幌市中心部へ。馴染みの道
AJ北海道が設けた前夜祭に参加。
宿泊は、札幌市中心部から郊外に位置するスタートの「モエレ沼公園」に近い、ホテル・ユキタに。
7/13 7:53   スタート地点、札幌市北部の郊外に広がる「モエレ沼公園」
7:06

7:22
7:32
8:04  一路、北上。自分は序盤、少し早めのペースでどんどん進みました。
9:03
10:07  通過チェックA(76.3km) 吉野公園キャンプ場 
10:51
11:14 セイコーマートいけだ雨竜店
 12:38
 12:51
13:08  (127.5km)ブルべライダーにはお馴染みの場所、セイコーマート深川多度志店
13:34  雨だったり晴れてきたり
13:43
13:52 
 15:10
15:14
 15:17
15:21  旭川の北、士別市へ
15:50 セイコーマートけんぶち店 ここでうちの支部のボスが追いついてきましたw(で、すぐ先行)

 なんとなく補給しているつもりでしたが、実は足りてなかったようです。
この後、通過チェックB(215.5km)=旅人宿と田舎食堂天塩弥生駅=を経て名寄市内に入るまで、しばらくコンビニも自販機もなく、のどの渇きに悩まされました。
17:45  セイコーマート名寄西4条店

17:51 
18:24  名寄からほど近い下川町へ また降ったり、やんだり。

18:44 下川町に入ったところで、金融機関の駐車場裏でほんの少し休憩(目をつぶる程度)。
さらにオホーツク沿岸を目指します。

19:07 
19:56 天北峠(といっても比較的なだらかですが)を越えます。  
20:56 交通量は少ないですが、前後にはそれなりに参加者がいます。
21:34  そしてオホーツク沿岸に達しました。

22:34 PC1(309.9km) セブンイレブン紋別渚滑店
だいぶ疲労が出てきていて、あまり調子がよくなく、紋別市内のホテルに着くとすぐそのままベッドへ。
7/14 2:49  オホーツク海沿いの港町、紋別市のホテルを出発
3:40 走り出してしばらくして、ペースを上げられないことに気づきました。右膝に違和感が出ています。
 4:15 時間には余裕があったので、国道沿いの大きなバス停ハウス?でもう一眠りも。

4:52 セイコーマートたかだ中湧別店
やっと開いてるコンビニに。ここでコーラやウィダーエネルギーインなどを摂って、朝以降のペースアップに備えますが、仮眠したはずなのに疲れがとれておらず、さらに右膝が凝り固まっているような痛みで、どうも士気が上がりません。
重い腰を上げてさらに進みます。

 6:16 網走が近づいてくれば、次は十勝を目指して、1000km走破に向けて自分のモチベーションが大きく上がるはずでしたが、(網走に着けば、もういいなあ)という「自分なりの達成感」が見えてきてしまっていました。
6:23 これがサロマ湖であることをよく認識できていなかったほど、早朝から思考が停滞していたのです。
この景色を前に、自分はなんと、もったいないことを。
6:27 この北海道らしい国道を走っているのに、感動を力に変えるための「力」が湧いてこない。

6:45 
6:50 疲労と右膝の痛み、この2つが大きな足かせとなり、ペースをなかなか上げられない。
後ろからたびたび、後発の参加者に抜かれるようになりました。
 7:27

 8:43 網走が近づき、晴れてきました。しかしここまでに、1000kmを走破する戦意は消えていました。

9:21

 9:42 網走湖

9:54 通過チェックC (422.0km)  ローソン網走大曲店

こんなにいい天気。しかし、仮眠後の2日目の朝にしては疲労が残っていて状態がよくない。時間的余裕はあったので、ここで少し休むと、いろいろと回復するかもしれませんでしたが、
この右膝の状態では、これ以上走ると、どうなるかわかりません。
いろいろな状況から、(今回はここで止めておくのが賢明だろうな)というのが結論でした。
9:55 網走で、425kmでDNF

12:12 JR網走駅へ ここからは観光モードです。海の幸の駅弁たべたり、のんびりします。
こちらもオホーツク海沿いの港町、網走市。またいずれ、ゆっくり滞在したいです。
12:29 網走始発の特急「大雪」でひとまず札幌へ輪行




16:28 旭川で特急「ライラック」に乗り換え
7/15 13:36 網走から札幌に早々に戻り、帰りの飛行機がまだ3日後だったので、ずっと市内でぶらぶら過ごしていました。





7/16 9:23  帰京日の午前、RaphaTokyo主催のイサムノグチ・ライドin札幌のオープニングに参加できたのは幸いでした。@札幌・大通公園

7/16 19:08  羽田に帰着。

2日目の朝、まだ425km地点の網走でDNF(リタイヤ)しました。
北海道のブルベでのDNFは初めてで、悔しかったです。

スタート前には、もちろん右膝のことがあったので、(200kmぐらい走れればいいほうかな)とぼんやり考えていましたが、それ以上の距離は走れました。が、これ以上走り続けると、痛みや違和感が出ている右膝が、もう、ブルべに出られなくなるほど、どうにかなってしまうのでは、との大きな不安が、最後は上回りました。

また、コンビニの少ない北海道ならでは、で、深川から名寄までの間、携帯食が尽き、空腹感の中、ほぼ無補給で走らざるを得ない、という失敗をやらかし、それが夜中になって当然、身体に響き、紋別のホテルには疲労感たっぷりに転がり込みました。

2時半にはホテルを出発でき、雨もやみ、楽しみにしていたオホーツク沿岸のはずが、網走までの夜明けの直線がなぜかひどく長く感じられ、そして朝日が輝く中、すっかり意気消沈してペダルを回す自分がいました。

しかし、もし右膝に異常が出ていなければ、網走の通過チェックで長めに休憩し、英気を養って再スタートを切っていたでしょう。そのあとの帯広までの区間も、走るのを楽しみにしていました。



ということで、北海道の1000kmを完走できなかったことが、今年の私のブルべの大きな焦点でした。


その後も、

9月の自分の主催ブルべ、BRM916東京300km朝霧高原は、右膝のことがあって初めて自分が事前試走できずに開催。また、BRM1005東京1000kmいってこいビワいちにも出走を計画しましたが、直前に仕事が入ってスタート日の金曜日が休めなくなり、出走できず。

こうして、来年のPBPでの、エントリー優先権(スタート時間の指定順)を得ることができなくなりました(前回2015年時も、そうした優先権なしで臨みつつも、希望通りのスタート時間にエントリーできましたが)。

このまま、故障を抱えたまま、2018年の私のブルべシーズンは終わろうとしていますが、
正直どこか、物足りません。



「原点回帰」。来年のブルべを望むにあたり、私は当面まず、そこを追求してみようと思います。





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