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今年8月にフランスで開催される「パリ・ブレスト・パリ1200km」(PBP)まで、あと一か月半となりました。制限時間内に指定されたコースの完走を目指すロングライドカテゴリー「ブルべ」の4年に一度の世界大会で、19回目を迎えます。
前回、2015年の第18回大会から、あっという間に4年が過ぎました。
主催者資料によると、2015年は66か国から男女6094人が参加、4610人が指定時間内で完走しました。日本からも200人以上が参加しました。このブログでも、拙筆ながら完走記をあげています。
ブルべの最高峰、世界で最も歴史が長いサイクリングイベントとされるパリ・ブレスト・パリ。
主催者資料からPBPの歴史を紐解くと、
第1回は1931年で、参加者は64人、完走者は44人。その後、大戦期をはさんでほぼ数年おきに開かれ、1956年からはプロ・レースではなくなり、アマチュア・サイクリストによる大会となり、1971年以降は4年に一度の開催となってきています。
参加者数は1979年に1881人と初めて1000人を超え、年々増え続けていて、2007年大会で5000人を超えました。今年2019年は、ほぼ前回並みの6000人規模といった感じです。
ウィキペディア「パリ・ブレスト・パリ」
いまのところ自分は幸い、これまで4年間の目標通り、2回目の参加が叶いそうです。参加資格となるPBP開催年のSR認定は、今年1月から4月までの間に確保し、6月締切の参加登録もクリアしました。
4年おきのPBP開催年は、どうしてもブルべの開催スケジュールが冬季に前倒しになり、今年も、ほぼ月1本のペースですが、正月以降、200km、300km、400kmと国内の各支部で開催されるブルべに参加してゆくことになりました。
3~4月の600kmまでくると、ようやく寒さも緩んではくるのですが、朝晩の冷え込みはまだあります。おかげで、防寒装備はだいぶ慣れたものになってきます(冬の冷雨は、さすがにDNSしたくなりますが)。
こうしたブルべ出走と並行して、前回同様、旅程の準備はツアーにすべてお任せする手続きもしておきました。ライドだけに集中できるように、ということで。
海外旅行経験はそれなりにあるのですが、ツアーの場合、お盆の繁忙期にもかかわらず、ANAの羽田~シャルルドゴール(CDG)直行便であったり、CDGとホテルの間のリムジンバス送迎があったり、ルディアックでのドロップバッグはもちろん、出走中もホテルの部屋をそのまま確保できたりなど、いろいろ楽で、かつ、これらの内容の割にはツアー料金も高くはない(※あくまで個人の感想です)ので、今回もその選択でした。
(そういえば2015年の時も、羽田に帰着した際、ツアー添乗員の方に「また4年後、よろしくお願いします」とお声かけしていました。あれから、もう4年が経つのかあ。感慨)
2015年8月 羽田に帰国時 |
パリといっても、パリ市街の凱旋門とかエッフェル塔あたりからスタートするのではなく(笑)、前回は、パリ市街から電車で30分程度のベルサイユ近郊、サンカンタン・イブリーヌがスタート会場でした。今回は、さらに郊外のランブイエにスタート会場が変更になっています。
ホテルに1泊して翌8/17(現地)に車検&受付(バイクチェックを受けたり、書類やナンバープレートを受け取ったりします)。午前中に首尾よく終われば、その日はそのまま電車にバイクを載せてパリ中心部へ移動し、夕方までパリ市内観光できるはずです。
ホテルで2泊目。そして8/18、夕方まではのんびり過ごした後、
17時15分以降、15分おきに数百人づつ、ほぼ4昼夜にわたる1200kmのフランス田舎道の旅へスタートしてゆきます。
1200kmといっても、フランス西部の港町・ブレストで往復してくるので、片道600km×2ということです。なので、パリ→ブレスト→パリなんですね。
ちなみに「パリ・ブレスト」というパン菓子がありますが、あのドーナツ形状は、自転車の車輪をモチーフにしているようですね。
ということでパリ・ブレストまで、あとひと月半。
装備などの準備がそろそろ佳境に入ってきています。