2024年10月14日月曜日

BRM1012東京600km食ってこい喜多方 【完走】

  「ブルベ戦記」 第402話

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2024シーズン  BRM1012東京600km食ってこい喜多方


前月(9月)の「BRM921いってこい千曲川600km」のDNFから3週間が経ち、両脚などの痙攣・こむらがえりの対策が立たないままだったが、

・下がってきた600kmの完走率を向上させたい
・さっさと年間SRを達成して13年連続としておきたい
・喜多方ラーメンが食べたいw

これらの理由から、自分の背中を押して、出走することに決めた。


予想気温は、折り返しの会津・喜多方で最高25℃最低10℃程度と、平年並みというか前月よりもようやく涼しくなってきている。それどころか明け方の会津の山沿いはいよいよ冷え込んだりもするようだったが、もし痙攣の原因が日中の暑さによる脱水にあるとすると、この程度の気候になってくるならばこそ、いけそうな気もした。

実際、おそるおそる挑んだ登坂でもふくらはぎの軽い張りが少し出た程度で、痙攣などは出なかった。

ただし、最近の夏の高温がある以上、夏のロングブルベは北海道開催以外(北海道でも最近は暑いが)は控えたほうがいいかもと改めて感じているし、その自粛時期も7月~9月と、従来想定よりも期間の幅をもたせて9月も含める、と自分自身には言い聞かせている次第。



多摩川・二子玉川(対岸)の明け方










佐野で昼ラーメンを目論んでいたが、
コース沿いにあるはずの目指した店を何故かスルーしてしまい、そのまま佐野市街を抜けてしまった。
別のラーメン店もあったが、昼どきで行列待ち。
とても寄れたものではない。

仕方なく、市街を過ぎてからコンビニでカップうどんに。


鬼怒川を過ぎて山越え。
以前にクラブの「新潟合宿」で通ったことのあるルートだったので、勾配や距離感覚はあった。
南会津で夕暮れに。

会津若松から喜多方は郊外の畑の一本道。真っ暗で眠気がくるパターンだが、途中のコンビニでレッドブルを投入し、やり過ごす。







会津若松の快活クラブで3時間仮眠し、3時にリスタート。
ソロで真っ暗な山越えをしたが、夜明けごろ、猪苗代湖近くあたりの登坂から、睡魔にそれぞれ襲われた私を含めた参加者3人のパックが自然形成。

夜が明けて、白河まで下りてきて朝ラーもご一緒に。
スープ薄味ながらだしが効いているのか、とても美味しかった。





午前中、ちょうどコース沿い、栃木県・さくら市に
HRC Sakura(ホンダのF1などレース技術開発を行う製造・研究施設)
があった!

宇都宮には綺麗な並木道がある。路面電車(ライトレール)も走っている。

日陰は涼しいが、ひなたは日差しが強い。
このあと午後はまた、強い日差しで暑さとの闘いになる。




千葉まで戻ってくると、
狭い市街地で日曜夕方の渋滞が続く。
いっこうに距離が進まず、時間がどんどん過ぎてゆく。

都内に入ると幹線道路に。信号はあるが、
道幅が広くなり、流れが良くなり、ようやく速度があがる。

参加者でグループ走行に。
築地、新橋、田町、五反田と都心部を抜け、、
最後の中原街道のアップダウンを駆け抜けた。



2024年10月9日水曜日

BRM921東京600kmいってこい千曲川 【DNF】

 「ブルベ戦記」 第401話

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2024シーズン  BRM921東京600kmいってこい千曲川


情けない。主催者がこむら返りに陥り、大事をとってリタイヤとは。

ほんと、筋肉の慢性疲労か?いや、それほど走ってないだろう。歳なんだろうか?9月のわりには暑かったから?もうロングのブルベを走るのはやめようか、とかなり考えたが、そんなに格好いい様ではない。

しかし冷静に考えると、今年5月の信濃追分400から、この症状(中盤の峠で脚の筋肉が痙攣する)が出ていた訳で、8月末の北海道400でも地球岬の坂で再発。この時はすぐに市街地に戻るコースだったのでなんとかごまかせたが、

治らないまま、この千曲川600の迂回コースの荒船山(内山峠)登坂で再発し、致命的に至った、ということです。

本来コースの碓氷峠旧道でも400の時に発症しており、どこを通ったとしても症状が出ただろう。少なくともはっきりしているのは、今の脚の状態だと、以前は走れたSR600級の登坂はかなり無理っぽい、ということだ。






上田でリタイヤするのは2回目。以前は確か2016年の安曇野600だったか。



2024年9月2日月曜日

BRM831北海道400km地球岬 【完走】


 「ブルベ戦記」 第400話

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2024シーズン  BRM831北海道400km地球岬

前々回に400走り直しの「妙案」と言ったのは、これのことでした。夏に走れる400kmといえば、北海道が最適です。

ということで、8月最後の週末は、中旬のバイクツーリングに続いて再び北海道へ。
ブルベ遠征でBRM831北海道400km地球岬、無事完走しました。

(400km周回コース、制限時間27h、出走26名)
8/31朝7時、札幌スタート→小樽→倶知安
→昼、ニセコ→蘭越→洞爺湖
→夜、室蘭→苫小牧→千歳→南幌
→9/1朝、札幌ゴール














この日は札幌駅北口のルートインに宿泊。のんびり過ごす。




翌 8/31土曜  午前7時
予報通りの雨です。



8/31土曜 7時スタートの札幌・丘珠は雨。最初から諦念。




小樽運河の横で、トレイン巡航中に北海道特有の亀裂縦溝にタイヤが引っかかり、スリップ転倒。腰を強打するも、走れそう。




赤井川で豪雨。道路に土砂流れ、泥だらけに。ひたすら外輪山を登る。
なお、激しい雨でスマホを壊した参加者もいたと、あとでゴール後に聞いた。


倶知安の手間で雲がかかった羊蹄山が見え始めた。
雨は予報通り昼で止み、
アップダウン続くニセコからは晴れ間が。一気に熱い日差しに。



なお前半の山間部150km区間で獲得2500m、これはSR600並(ただし後半はド平坦w)。





蘭越で折り返し、青空と羊蹄山をみながら真狩などの丘陵地帯を洞爺湖へ。





湖畔を巡った後、夕方には昭和新山の横で直登の急坂15%位が。


太平洋側に出て、このあたりから前後に参加者見えなくなり、ソロ走行に。
伊達から室蘭の市街に入るところで日暮れ。
通過チェックの地球岬への真っ暗くねくね坂に気持ち折れかける。
戻りはすぐ市街地に下り、ほっとする。

東室蘭駅前を通り、21時ごろセコマで休憩。地元のブルベライダーの方が見回り?してて声かけてもらう。

275kmの虎杖浜のコース沿いの仮眠所まで室蘭から20km。
(楽勝)と思っていたが、まさかあの「花の湯温泉」とは聞いてなくて、仮眠所を探していたのに分からず結局、通過。
(花の湯の店の前を通った時は、標識とかブルベバイクもおらず、分からなかった)。

そのまま苫小牧方面に進み、コンビニ休憩で誤魔化すが、300km前後から徐々に睡魔に襲われる。仮眠所を逃したのは痛かった。
コース沿いの営業時間外の店前で横になれそうなところで15分くらい横にもなってみたが、ほぼ寝られず。

                                            ◇         ◇

そうして苫小牧を出て、残り100kmを切る。
ライトアップされた新千歳空港を左手に国道36号から離れ、
未明の南幌への農道、ひたすら直線がカオス。真っ暗+亀裂凸凹多し+睡魔続きで、速度出ず。

でもなんとかペダルを回す。ここがクライマックス。

夜明け前の4時ごろ、南幌町の手前の長沼町に入り、道沿いの公園の静かでいい感じのあずま屋を見つけて、30分ほどやっと少し仮眠。時間的には全然貯金はある。
目を覚ますと、夜が明けてきた。南幌町で最後のPCに。





朝から晴れ。農耕地を走り続けて札幌の市街地に入り、6時過ぎに丘珠に無事ゴール。所要時間は23時間27分で、コンディション的にみれば、まあまあのタイム。



受付後、休憩室でさらに2h寝たw



帰りは、札幌駅のコインロッカーから荷物を出し、輪行準備して新千歳へ。




13:30の便だったので、空港でゆっくり食べたりして過ごす。




夕方に帰京、無事帰宅。